こんにちは、技術部の中山です。
昨年入社してからはや一年が経ちました。
この1年で、弊社の技術を使用した大手メーカーの
新規開発・研究の補助をさせていただいたり、
ニッチな分野ならではの技術を学ばせていただいたりしました。
その中で最も印象的だったのは、
自分の担当製品を初めて出荷まで漕ぎつけたことです。
初の担当を受け持ったのは昨年の7月半ば、出荷が2月初めだったので
約7ヶ月半かかったことになります。
製品出荷までは設計⇒製作(協力会社)⇒試験⇒出荷と進んでいきます。
設計は制御面で少し参加させていただいた程度で、
主に担当したのは製作進行と試験でした。
その中で最も難しいと感じたのは、
お客様や協力会社とのコミュニケーションでした。
当たり前ではありますが、ここで業務を円滑に進められるかどうかが
左右されるという事実を強く痛感いたしました。
製品の仕様をお客様と相談したり、
それを製品へ落とし込む方法を協力会社と考えたり、
その承認を得たりする時に、「ここが重要だろう」と感じた部分を
逐次メモしていても、いざ製作進行に情報が必要となった時に
それがメモされていないことが多々あり、
無駄な時間を過ごしてしまうことがありました。
どこに重要な情報があるかを探る力や、
話からそれらを汲み取る力を伸ばしていく必要があると感じました。
そのためには、場数を踏んで共通点を探るだけでなく、
先人の残した情報からできることを探し、実践していきたいと思います。
製品の実物が納品され、
自身の担当箇所が実際に再現されていることを確認した時は
感動したのを覚えています。
試験時にはいくつかトラブルもありましたが、
弊社や協力会社の先輩方のお力添えもあって
それらを乗り越えて出荷することができました。
この場を使って感謝を申し上げます。